福島雅人のページ

　最後は、藤田さんです。ゆっくりと立ち上がりながら小林少年の顔を見て、
「じゃあ、行こうか。」
にやっ、と笑いました。そして、藤田さんは、逞しくなり始めた小林少年の肩に手をまわしたのです。まるで優しく抱いてくれているように見えますが、でも、小林少年の肩をつかんだ藤田さんの指は、小林少年をがっちりと押さえ込んでいます。自分の肩に藤田さんの腕の力を感じて、小林少年は、自分が藤田さんの獲物になってしまったことを思い知らされました。
「さあ、覚悟はいいな。」
藤田さんは、テントに入って二人きりになると、いきなり、小林少年を後ろから羽交い締めにするようにして、小林少年の唇を奪いました。
「ううっ……。」
経験が豊富そうな藤田さんのキスは、うっとりしてしまうくらい上手です。そのキスに、ぼー、となっている間に、小林少年は、ショートパンツとビキニブリーフをいっしょにはぎ取られてしまったのです。藤田さんもいつの間に下半身裸になったのか、小林少年の下腹部をくすぐる藤田さんの熱い肉棒は、あふれだした粘液でぬるぬるになっているようです。
「四つんばいになって。」
小林少年は、有無を言わさずひざまずかされました。そして、四つんばいになった小林少年の下半身は、これから藤田さんに好きなようにもてあそばれるのです。
「まだ、さっきの連中の粘液がにじみ出しているぞ。」
藤田さんは、遠慮なく、指で小林少年の尻の穴をこじ開けました。
「そ、そんな……。」
指で尻の穴をいじられるだけで、小林少年の元気棒は、ひくん、とけいれんしてしまいます。
「こんなにぬるぬるなら、何もつけなくていいな。」
ぬるぬるなのは、藤田さんの肉棒なのか、それとも小林少年の尻の穴なのか、小林少年には尋ねることができませんでした。
「ああっ。」
熱いものが尻の穴に当たったと思う間もなく、藤田さんの肉棒が、小林少年の体の中に、ぐいぐい、と侵入してきます。
「……。」
このぎりぎりまで押し拡げられるような感覚は、間違えるはずがありません。
「う……む。」
小林君は声をあげようとしましたが、藤田さんの大きい手に口をふさがれてしまいました。
「さっきは途中までしかできなくて残念だったね。」
藤田さんは、そう言いながらぐいっと奥まで押し入ってきました。
「や、やっぱり……。」
小林君は、藤田さんを押しのけようとしたのですが、下半身が快感でしびれたようになってしまって、動くことができません。それどころか、
「君だって、本当は気持ちいいだろ？」
藤田さんが腰をちょっと動かすだけで、小林少年は、
「ああっ！」
思わずのけぞってしまうのです。
「こういうのはどうだい？」
藤田さんは、じらすように、ゆっくりと小林少年の中に入ってきたり出ていったりのピストン運動をします。
「も、もっと……。」
たまらなくなって、小林少年は、自分から尻を突き出すようにしてしまいました。
「あっ……！」
すると、藤田さんは、いきなり、ずるっ、太いものを小林少年の体から引き抜いてしまったのです。
「もっとやって欲しいかい？」
藤田さんが、小林少年のあごに手をかけて無理矢理ふりむかせると、小林少年の目をじっと見たので、
「……。」
さすがの小林少年も、
『もっとやって欲しい』
とは言えなくて、目をそらしてしまいました。けれども、藤田さんに握られた小林少年の淫乱棒は、
『もっと突っ込んで欲しい』
と、ひくひくしています。小林少年の反応を確かめるように、その淫乱棒をしごきながら、藤田さんは、
「さっき君にいたずらしたのが俺だということをみんなに黙っていたら、後でやってあげるけど、そのことをひとことでもしゃべったら、やってあげないよ。」
そんなことを言うのです。藤田さんは、本当に悪い人です。
「それに、君も、あの時、テントの中で自分の勃起をいたずらしていたなんてことをばらされたくないだろ？」
それどころか、そんなことを言って、小林少年を脅迫するのです。
「うん。」
小林少年は、仕方なくうなずきました。
　藤田さんは、その後も、小林少年の乳首を指でつまんだり、敏感な脇腹を卑わいな舌でなめあげたり、元気棒にぶら下がっている袋を玉といっしょに吸ったりしました。
「ううんっ。」
そんなことをされるたびに、小林少年は、体をよじるようにして悶えなければなりませんでした。
「ここも感じるのか？」
藤田さんの舌になめられると、小林少年の体は、どこでも感じてしまうのです。
「そ、そんなっ。」
自分の体がこんなに感じるなんて、小林少年は、もう藤田さんのなすがままです。
「でも、ここが一番だな。」
藤田さんの舌は、小林少年の純情だったはずの穴を、つんつん、と突っつきます。
「ああっ……！」
小林少年は、藤田さんの舌の刺激だけでは我慢できなくて、思わず自分の指を尻の穴に当てようとしました。
「だめだっ！」
でも、藤田さんに、邪慳に払いのけられてしまったのです。
「夜になるまで我慢するんだ。」
そのくせ、藤田さんは、指先でひだになっている部分をなぞってみたりするので、小林少年は腰が変になってしまいそうです。
「あんまり長い間、遊んでいるのもまずいな。」
そう言って、小林少年の淫乱棒に、チュッ、とキスをすると、
「じゃあ、君のパートナが眠ったら、俺のテントに来るんだ。」
小林少年の燃え上がった性欲をお預けにしてしまったのです。
「そ、そんな……。」
藤田さんは、さっさと身支度をし始めました。腰が抜けてしまったように、しばらく、ぼーっ、としていた小林少年も、仕方なく、足元に落ちていたビキニブリーフとショートパンツを拾い上げました。
「そんなにぴんぴんで、パンツなんかはけるのか？」
元気棒がぴんぴんの状態のままなのは藤田さんのせいなのに、藤田さんは、そんなことを言って小林少年の元気棒を指ではじいたりするのです。
「あ、そんなことをしたら、大人しくならないじゃないですか。」
小林少年は、お預けにされてしまったのが不満で、藤田さんをにらんでみましたが、藤田さんは平気な顔をして、もうテントから出ていこうとしています。
「ま、待ってください……。」
小林少年は、仕方なく、ぴんぴんのままの元気棒をビキニブリーフに押し込んで、ショートパンツを引き上げました。
「君が勃っているのは、みんなにわかってしまうな。」
小林少年のショートパンツは、大きなテントを張っています。そのテントを藤田さんが、すっ、と撫でたので、小林少年のテントは、ひくん、と大きくけいれんしました。
「藤田さんなんか、嫌いだ……。」
小林少年のテントの先が濡れているのは、泣き出しそうな小林少年の涙がこぼれたからでしょうか？
「濡れてきたぞ。」
含み笑いをする藤田さんに指摘されて、小林少年は、仕方なく両手でショートパンツのテントを隠しながら、テントから出ていったのです。