快人69面相 -小林少年の夏の思い出 3

日曜日, 5月 30, 1993

 結局、小林少年は広田君のアパートからキャンプに直行することになりました。小林少年と広田君にとって、いまさらキャンプに行ってエッチをするまでもなかったのですが、それでも、ひょっとしたらもっと違った経験ができるかも知れないと考えている小林少年は、やっぱり、どうしようもない淫乱少年なのでしょう。
「ほら、起きろよ。」
広田君は、ぴんぴんに朝勃ちしている小林少年のものを、ぎゅっ、と握って小林少年を起こすのです。
「う、うーん。」
小林少年の声が妙にうわずっているのは、どうやら、眠いせいだけではないようです。広田君は、小林少年の元気棒をしごいてもてあそんでいるのです。
「ここはもう起きてるぞ。」
広田君は、そんなことを言って小林少年をからかっています。
「ひどいなあ、こんな起こしかたをするなんて。」
小林少年は、体をよじって広田君の手から逃れると、ベッドの下に丸めて捨てられているブリーフを拾い上げました。
「早くしないとおいていっちゃうぞ。」
広田君は、ショートパンツにポロシャツで、すっかり出かける準備ができています。
「そ、そんな……。」
小林少年は、堅くなったままのものをブリーフに押し込もうとするのですが、どうしてもうまくいきません。
「ブリーフからはみ出してるぞ。」
いそいでバスルームにかけ込もうとする小林少年の下腹部には、ピンク色の頭がブリーフを押し上げて顔をのぞかせています。
「そんなに元気なままで、だいじょうぶなのか?」
小林少年は、バスルームでしばらく苦労した後で、やっと広田君に借りたショートパンツに着替えて出てきました。
「キャンプの準備はどうするんですか?」
小林少年は、広田君がなにも持たずに出かけようとしているので、心配になってしまいました。
「だいじょうぶ、もうすっかり車に積み込んであるよ。」
広田君はそう言って小林少年にウィンクします。
 広田君の車の助手席に収まって、小林少年は御機嫌です。
「キャンプなんて、久しぶりだなあ。」
広田君は、ハンドルを右に左に切りながら、車の流れをすいすい追い越していきます。でも、『エッチ同好会』の広田君の車に乗っているのですから、それだけでドライブが終わるはずがありません。
「テントで寝るんですよね。」
無邪気な小林少年を、広田君は、ちら、と横目で見て、
「テントだけど、狭いから、抱き合って寝なきゃならないかもしれないな。」
と、にやにやしながら言いました。そんなことを言われると、きのうのことを思い出して、小林少年は、どきっ、としてしまいます。
「ぼ、僕は平気だよ。」
外の景色を見て気を紛らそうとしているのですが、どうしても、小林少年は、広田君の口にくわえられた感触や、自分の口の中に侵入してきた広田君のものの堅さを思い出してしまいます。
「今日は蒸し暑そうだから、当然、寝るときは裸だよな。」
興奮し始めた小林少年を、広田君は、挑発するようなことを言うのです。
「そ、そうだね。」
小林少年は、平気なふうを装っているのですが、でも、そろそろ小林少年のショートパンツの中身は窮屈になり始めています。
「小林君が、そういうショートパンツをはいていると、俺の脚を触ってください、って言ってるようなもんだな。」
広田君は、いきなり小林少年の大腿の上に手を置きました。
「そ、そんな……。」
小林少年のショートパンツは、すっかりテントを張っています。
「小林君だって、触って欲しいだろ?」
広田君の手が、ゆっくりとショートパンツの裾から侵入してくるので、小林少年は、ごくっ、と生唾を飲み込むのがせいいっぱいで、返事ができません。
「こんなに堅くして……。君は、いつも、勃ってるんだろう。」
その、堅くなったものを、ショートパンツの裾から引きずり出そうとしている広田君の指の動きに、小林少年は思わず腰を引いて協力してしまいます。
「ぬるぬるじゃないか。」
直射日光に照らされて、小林少年のピンク色の頭は、てらてら光っています。
「だって、広田さんがエッチなことをするから……。」
小林少年は、そう反論しましたが、
「俺は、小林君のショートパンツが窮屈そうだから、楽にしてやっただけだよ。」
広田君はそんなことを言うのです。
「あっ、あっ……。」
車の振動で、握られているだけでもくすぐったいような刺激が小林少年の下半身に走ります。
「車の中で出したりしちゃダメだぞ。」
元気棒を握っている広田君にそう言われて、
「このままじゃ、僕、どうにかなっちゃうよ。」
小林少年は、泣きそうな顔になってしまいました。けれども、広田君は、
「だいじょうぶ、もうすぐキャンプ場に着くから。」
笑っているだけです。
「このぐらいでどうにかなっちゃうんなら、今晩が楽しみだな。」
広田君の意味深な言葉に、小林少年の元気棒は、びくん、と反応して、先端の割れ目から透明な粘液をあふれさせたのでした。