小林少年は、エッチ疲れでぐっすり眠っていたのですが、どうしたわけかふと目が覚めてしまいました。なんだか気になって隣を見ると、そこにいるはずの広田君がいないのです。
「あれ、広田さんがいない……。」
小林少年は、すぐぴんときました。
「藤田さんと……。」
いそいで起き上がると、隣のテントが怪しいと思って、藤田さんのテントに急ぎました。小林少年は、ランプの明かりで、ぼうっ、と明るい藤田さんのテントに、そーっと近づいて、こっそりとのぞいてみました。ところが、テントの中は、広田君のポロシャツとショートパンツが乱暴に脱ぎ捨てられているだけで、テントは空っぽなのです。
「おかしいなあ……。」
そのとき、小林少年の耳に、
「あーっ……。」
という、広田君の声が小さく聞こえました。
「広田さんの声だ。」
小林少年は、声のしたほうに歩いていきました。どうやらそちらには、バーベキューテーブルがあるようです。
「誰かいる。」
広場の手前にある木の陰に隠れて様子をうかがうと、バーベキューテーブルに誰かがおおいかぶさるようにしています。
「藤田さんだ。」
よく目をこらすと、それは藤田さんでした。
「あ、あんなことを……。」
よく見ると、月明かりの下で、バーベキューテーブルに押し倒された広田君が、両足を持ち上げられて、藤田さんの太いものを突っ込まれているのです。
「どうだ、いいか。」
藤田さんは、腰を前後に激しく動かしながら、広田君のものをしごいています。
「い、いくっ……!」
広田君は、頭をのけぞらせてうめき声を上げると、真っ赤に充血してきんきんになった先端から、びゅっ、びゅっ、白く濁った液体を顔まで飛ばしました。
「いいぞ……!」
藤田さんも、腰を突き出すようにすると、
「うっ、うっ……。」
ひくん、ひくんと尻をけいれんさせました。
 その時、バーベキューテーブルの上の二人を食い入るように見つめていた小林少年の耳元で、
「何を見てるんだ?」
低い声のささやき声がしました。それを聞いて、小林少年は、心臓が飛び出しそうになるくらいびっくりしました。
「……大田さん!」
はじかれたように振り返ってみると、それは、大田君でした。
「君もいけない少年だなあ、のぞきなんかして。」
大田君は、両腕を組んでとがめるような言い方をしました。小林少年は、さっきも藤田さんにそんなことを言われたことを思い出して、思わず赤面してしまいました。大田君の視線の向こうでは、自分のまき散らした液体でべとべとになった広田君の体の上に、藤田さんがおおいかぶさっていくところです。
「の、のぞきなんて、そんなつもりじゃ……。」
小林少年は、しどろもどろです。
「でも、君のここはそういうつもりみたいだよ。」
テントを張ったショートパンツを、ぐっと握り締められて、小林少年はそれ以上何も言えなくなってしまいました。
「それにしても、広田さんと藤田さんも派手だよなあ。」
大田君は、感心したように抱き合っている二人をながめています。
「……。」
それは小林少年も同感でした。
「それより、あんな二人は放っておいて、俺たちのテントに来ないか?」
急に大田君の目がきらきら輝き始めました。
「大田さんのテントですか?」
小林少年は、意味がよく分かりません。
「……岡崎を面白い状態にしてあるんだ。」
小林少年は、犯人探しをしているときに大田君が
『後で、埋め合わせをさせるから……。』
とささやいてくれたのを思い出しました。
 小林少年は、大田君たちのテントまでやって来て、大田君に押されるようにしてそのテントに入りました。すると、テントの中には、裸にむかれたうえに後ろ手に縛られた岡崎君が転がされていたのです。
「ほら、岡崎、小林君を連れてきてやったぞ。」
大田君がそう言うと、岡崎君は、恥ずかしそうに顔をそむけながら、
「それだけは勘弁してくれ、って言ったのに……。」
泣きそうな声で言うのです。大田君は、
「さっきの仇をとってやれよ。」
小林少年にそう言いながら、岡崎君の両足首をつかんで大股開きにしました。
「俺が悪かった、許してくれよ。」
岡崎君は、情けない声でそう言うのですが、そのくせ、岡崎君の分身はぴんぴんに勃っています。そして、そのうえ先端からは透明な粘液があふれ出しているのです。
「本当は、小林君に犯してもらいたいんだろ?」
大田君は、岡崎君のぴんぴんの分身を指ではじきながらそう言いました。
「そ、そんな……。」
岡崎君は何か言おうとしたのですが、
「うるさいやつだ。」
大田君はそう言いながらジーンズをずり下ろすと、
「これでもくわえてろ。」
下腹部から反り返った肉棒を、猿ぐつわの代わりに、ぐいっ、と岡崎君の口に突っ込んでしまいました。
「嫌だ……。」
岡崎君は、口ではそう言いながらも、突っ込まれた肉棒をうれしそうにくわえています。
「さあ、岡崎の準備はもうできているから、一気にやっちゃえよ。」
準備はできている、と言われて小林少年が指で岡崎君の尻の穴を探ってみると、何やらぬるぬるしたものが塗られています。小林少年の人差し指は、吸い込まれるように岡崎君の尻の穴に入ってしまいました。
「う……ん。」
岡崎君は、小林少年の指を、ぐっ、と締め付けてきます。首を左右に振ってその刺激に耐えている岡崎君ですが、それでも口にくわえている大田君の肉棒は離しません。
「君の好きなマーガリンが塗ってあるんだ。」
大田君は、小林少年の様子を見て、にやっ、と笑いました。
「岡崎は、かわいい少年を犯すのも好きだけど、かわいい少年に犯されるのも好きな、変態なんだ。」
小林少年は、さっき藤田さんにやられたことをこの岡崎君にやり返すのかと思うと、これ以上堅くなれないくらい自分の元気棒が充血するのを感じました。
「さあ、さっき乱暴にされた仇をとってやれよ。」
大田君のそう言われて、小林少年は大急ぎでショートパンツをビキニブリーフを脱ぎ捨てて、ぴんぴんの元気棒をむき出しにしました。
「さっきの仇だ。」
小林少年は、そう言いながら、ずぶりっ、と、岡崎君の尻に自分の元気棒を突き立てたのです。
「うーっ……。」
最初、ちょっと抵抗がありましたが、小林少年は元気棒を、力まかせに、ぐいっ、と根本まで岡崎君の体の中に埋め込みました。小林少年をとりまいている肉筒が、ひくひくとけいれんしているのがわかります。そして、小林少年は、自分の元気棒の根本から先端まで使って、乱暴にピストン運動を繰り返したのです。
「ああっ……。」
岡崎君は、大田君の肉棒の猿ぐつわを口から離すと、大きくのけぞりました。
「ううっ……ん。」
岡崎君は、泣きそうな顔になって、小林少年の元気棒を、ぎゅっ、ぎゅっ、と締め付けると、そこらへんじゅうに熱いほとばしりをまき散らしました。広田君が藤田さんに貫かれるのを盗み見てからずっと勃ちっぱなしだった小林少年も、岡崎君のその締め付けの刺激には我慢できなくて、
「い、いくっ!」
岡崎君の体の中に、何発も発射したのでした。腰が溶けてしまいそうな快感を味わいながら、小林少年は、今年の夏もいい思い出ができそうな予感がしていました。