福島雅人のページ

『昨日は、競パンか。じゃ、今日は、ケツ割れだな。』
そのメールで、俺の今朝のスーツの中はケツ割れに決まってしまった。最初に見た時は、こんな恥ずかしい下着を誰が着るんだろう、と思っていたが、今朝の俺は、一見普通のサラリーマンスーツの下にそのケツ割れをはいて、しかも、もう、びんびんに勃起させているのだ。
『いったい、今日は、どんなやつにやられることになるんだろう。』
例えば、月曜日の自分を思い出しても、火曜日の自分を思い出しても、そして、昨日の自分を思い出しても、それだけでケツ割れに押し込んだびんびんのものは、ひくん、と反応してしまう。
『これじゃあ、今日も、駅に着くまでびんびんのままだな。』
押さえ込まれる感じやケツがなんとなくすーすーするような感覚に、自分のはいているのがケツ割れだと意識させられて、それだけで、俺は、あふれ出したぬるぬるの粘液がケツ割れを濡らしてしまうのがわかる。
「お下がりください。」
それなのに、そんな俺の狂おしい欲望をあざ笑うかのように、今日は、電車の中にまわりの人と一緒に押し込められても、少なくとも表面的には、俺のびんびんになった下腹部に手を伸ばしてくるやつはいなかった。
『なーんだ……。』
こんなに発情してしまっているというのに、今日の俺は、満員電車の中で虚しくケツ割れの中で勃起させたまま人垣の中に塗り込められたまま、悶々としているだけなんだろうか。俺は、努めて何気ない表情を装ったが、びんびんのものは虚しい期待感から、大人しくなりそうになかった。その時、電車がゆれて、バランスを崩した俺の前にいたやつが俺の胸にもたれかかるような形になる。振り返って目線で謝るそいつが、思いのほかガタイのよさそうな学生服の高校生だということを、俺は見逃さなかった。ほんの今まで、全然そういうふうなつもりでは見てなかったのに、もう一度電車がゆれるのに乗じて、俺は、自分のびんびんに盛り上がった股間をそいつの学生ズボンのけつに押しつけるようにした。やつは、自分のケツに押しつけられるものの異様な堅さに気づいたのか、明らかにぎこちない感じで、でも、自分から俺の股間にケツをこすりつけるようにしてきた。俺は、片手でやつのケツを撫でるようにしながら、自分の股間をそいつのケツタブの間に挟み込むようにして、もどかしい快感をむさぼっていた。学生ズボンの下には、そいつの下着のラインが感じ取れたが、
『おや？』
ブリーフかと思ったその感覚は、どうやら、もっと違うもののようだった。
『こいつ、ケツ割れなんかはいて……。』
俺は、学生ズボン越しにそいつのケツ割れのゴムのバンドを少しだけつまみ上げると、ぱちん、と離して、俺がケツ割れに気づいたことを知らせてやった。
『偶然だな。』
俺もケツ割れをはいてるのを知れば、こいつはどんな顔をするだろう。こんな車両に乗るくらいだから、高校生だとしても、こいつもそれなりに『好き』なやつに違いない。ひょっとして、学生ズボンのケツには縫い目にほころびがあったりするんだろうか？俺は、そう思って、やつのケツの割れ目を指でなぞってみたが、さすがにそれはなかった。そのかわり、そいつは、俺の指をケツタブで、ぎゅっ、と捉えて、俺の指がもっと奥まで届くように自分のケツを突き出してきた。学生ズボン越しでも、じっとりと熱くうずいているに違いないそいつのケツの穴に直接触れているような錯覚を憶えて、俺は、自分のものが引き返せない快感の領域に暴走し始めるのを感じていた。
「握って欲しいんだろ？」
俺は、そいつの耳元でささやくように言うと、やつの学生ズボンのポケットに手を突っ込んだ。すると、そいつのポケットの底はちゃんと穴が開いていて、
「センズリ用か？」
ケツ割れに押し込められたやつのものを、直接握れるようになっていた。こいつは、きっと、授業中にもズボンに手を突っ込んで、自分のものをいじってるに違いない。俺は、邪魔になるケツ割れをずり下げるようにして、学生ズボンの中でびんびんのものを自由にした。もちろん、先端はすでにぬるぬるになっていて、俺がその粘液を塗り広げるようにしてそのあたりを撫でると、そいつは、俺の腕の中で脚をがくがくさせながら、快感に耐えてなんとか立っている状態だった。
「気持ちいいだろ？」
俺は、そいつのものをもてあそびながら、自分のものをそいつのケツにこすりつけるようにして快感をむさぼっていた。
「……。」
そいつは頬から首筋にかけて、恥ずかしさのためか、それとも快感のためか、紅潮させながら、俺の手にびんびんのものを委ねていた。そして、俺の手の中のものはとめどなく粘液をあふれさせて、俺の手の動きをよりスムーズにしていた。
「あ……。」
俺の手の動きが激しくなると、ズボンの上から俺の手を押さえて腰を引くようにして、じぶんのものが快感に向けて暴走を始めるのをなんとか止めようとした。
「出せよ。」
もちろん、俺はそんなことを許すつもりはなく、びんびんのものをぬるぬるの粘液を使ってしごきあげるようにして、そいつの快感を後押しした。
「あ、だめ……。」
そいつの抵抗も虚しく、俺の手の中のものはがちがちに堅くなってもう爆発寸前だった。さすがに学生ズボンを汚すのはまずいだろうと思ったので、俺は、もう一度、そのびんびんのものをケツ割れの中に手早く押し込んで、学生ズボンへの直接被害を避けようとした。たぶん、その刺激が最後の一押しになったのだろう。そいつのものは、ケツ割れの中で、びくんびくん、と大きく跳ねながら、ケツ割れを青臭い樹液で染め始めていた。そして、その間中、そいつは、俺の胸にもたれかかって、その快感に犯されていた。