breeder 2

木曜日, 12月 25, 2003

奴は、素っ裸のままで自分がまき散らした樹液を拭き取っていた。床を拭いている奴の裸の尻は、俺のほうに突き出されていて、俺にいたずらされることを期待しているかのようだった。俺は、その尻を軽くたたきながら、
「勝手にいくなんて、どういうことだ?」
そう言った。俺にそう言われて、奴は、樹液を拭き取ってべとべとになったティッシュを手に、俺の前で直立不動の姿勢を取った。
「も、申し訳ないっす。」
そして、ちょっとうつむき加減で、
「先輩にしごかれると、俺、いつも我慢できなくなるっす。」
そう言い訳した。そんな言い訳は無視して、俺が、
「行儀が悪すぎるよな。……おまえと違って、さっきの奴は、ちゃんと『いきそうです、いってもいいですか?』と恥ずかしそうに言ってたぜ。それなのに、おまえは、俺に断りもなく……。まったく、ちょっとしごかれただけで我慢できなくなるなんて、なんてスケベなやつなんだ、おまえは。」
そう言ってやると、いったばかりだというのに、奴のものは、また、ゆっくりと充血し始めている。
「ううっ……。」
きっと、奴も、自分のものが反応し始めているのに気づいて、必死で押さえようとしているんだろうけど、
「しかも、こんなにぶっ放しやがって、スケベじゃなくて、どスケベだな。」
まだ拭き残した樹液が飛び散っている床を指さしながら、俺がそうなじると、ついに、奴のものは脈に合わせて、ぐっ、ぐっ、と勃ち上がり始めて、瞬く間にさっきと同じくらいぎんぎんの状態になってしまった。
「やっぱりおまえは、スケベだな。よくわかったよ。」
俺は、奴の下腹部で、ひくん、ひくん、と首を振っているものを見てから、奴の顔を見て、そう言ったが、奴は、無言で、唇をかみしめるようにして、俺の視線に耐えていた。
「おまえのふてぶてしい身体に比べれば、さっきの奴は、初心な身体だったな。乳首だって、こんなどす黒くなくて、もっと初々しかったぞ。」
俺が、無造作に奴の乳首をつねりあげると、奴は、快感とも苦痛ともつかない表情で身体をよじるようにした。
「少なくとも、おまえみたいに、どんな刺激でもどん欲に感じてしまうような乳首じゃなかったな。」
俺がそう言うと、奴はうつむいて、俺につねられている自分の乳首を見た。
「ほら、おまえのは、すぐにこんなに充血して、いかにもつまんで欲しい、というような乳首じゃないか。」
つまんでいた乳首を離して、指先で、ぴんっ、と奴の乳首をはじいてやると、奴は、
「うっ。」
とうめいたが、どう考えてもその声は、痛みではなく、快感のうめき声だった。
「あいつの乳首は、ピンク色がうっすらと色づいているぐらいの色で、俺がなめてやると身体をよじって恥ずかしがっていたぞ。『こんなに乳首が感じるなんて、俺の身体、おかしくなっちゃった』って言いながらな。」
俺になじらている奴のものは、もう、腹につくくらいまでびんびんに勃起している。
「それなのに、おまえときたら、こんな乳首をして、つねられても、はじかれても、もちろん、俺になめられても、どんな刺激でも快感なんだろ?」
奴の乳首を、もう一度つねりながら俺がそう言うと、奴は、堅く目をつむってその刺激に耐えようとしながら、
「そ、うっ、そんなことないっす。」
かろうじてそう言った。しかし、奴の身体は、俺が指先に力を入れるたびに、びくん、と反応して、奴の言葉が嘘だということを暴露していた。
「身体は正直だからな、俺が乳首をつまみあげるたびに、こいつが、ひくん、と頭を振るのはどうしてだ?」
もちろん、反応しているのは、奴の身体だけではなくて、下腹部にそびえ勃ったものも、ひくん、ひくん、と反応していた。その先端の割れ目からは、透明な粘液があふれ出して、裏筋から根本のほうまで垂れている。
「ああっ。」
俺がそれを指先で塗り広げてやると、奴ももうこらえきれなくなったらしく、もっと強烈な刺激を得ようとして、腰を突き出してくる。
「そのうえ、こんなによだれをたらして、本当に節操のない身体だな。」
正直になったごほうびに、俺は、奴のものの先端を手のひらでずりずりと撫でてやった。赤黒く卑わいな色に充血したその部分は、絶え間なくあふれ出している粘液のせいで、ぬるぬるとなめらかに滑った。
「おまえはどスケベだから、乳首をいじられただけで、我慢できなくなるんだろう?そして、どんなやつにでもびんびんのものを振り立てながら、身体をおもちゃにしてくれるようにおねだりするんだろう?」
俺が、冷たい声でそう言うと、奴は、
「そんなことしないっす。俺は、先輩だけっす。」
卑わいに腰を振りながらも、一応はそう言って俺に反論した。
「そうか?いつの間に、おまえは、こんな淫乱野郎になってしまったんだろうな。俺は、おまえのことをこんなに淫乱にした憶えはないけどな。」
きっと、最初から、奴は快感にどん欲だったんだろう。俺にいたぶられるたびに、奴は、淫乱な身体にその刺激を吸収して、どんな快感でもむさぼるような身体になっていったに違いない。
「せ、先輩が俺のことを……。」
奴は、俺が調教したと言いたげだが、俺に言わせれば、俺が奴をいたぶるように仕向けてきたのだ。
「ちょっとしごいてやると、こんなにぬるぬるにして。……見ろよ、きんきんに充血して、しかも、どす黒いじゃないか。」
奴のものは、ぬめぬめした粘液のせいで、てらてらと卑わいに輝いている。
「おまえのことだから、しょっちゅう、びんびんにして、ぬるぬるの『よだれ』を使って、これをしごいてるんだろう。」
俺がそうなじると、奴のものは、また、ひくん、と俺の掌を押して反応した。
「会社でも、しょっちゅう勃ててるんだろう?」
俺がそう言うと、奴は、興奮しきった目つきで、
「そ、それは、先輩が、エッチなメールを送ってくるから……。」
そう言い訳した。確かに、仕事中に暇なときに、奴にスケベな言葉を並べたメールを送りつけてはいるが、奴にしたって、まるでそれを待っているかのようなメールを俺に送ってくる。会社で仕事中に、俺からのメールを潤んだ目つきをで読みながら、スーツのズボンの中身を堅くしている奴の姿が見えるようだ。
「俺のせいにするのか?おまえの身体がスケベだから、俺からのどうってことない内容のメールを読んで、こいつがびんびんになるんだろ?」
俺は、ぬるぬると、奴のものの先端を責めていた。
「それで、そのままトイレに駆け込んで、びんびんのものをしごいて、さっきみたいに、トイレの壁にぶっ放してるんだろう。スケベなだけじゃなくて、淫乱で恥知らずだよな。」
俺がそう決めつけると、奴は、下腹部からこみ上げてくる快感に悲鳴のような声を上げながら、
「そんなことないっす。」
なんとかそう反論した。そのくせ、俺がなじるたびに、奴のものからは、透明な『よだれ』があふれ出す。だから、俺の手は、ローションをつけなくても、ずるずるとなめらかに奴のものをこねまわし続けている。
「そうでなけりゃ、どうしてこんなに卑わいな色になってるんだ?」
俺が、それを、ぎゅっ、と握り締めると、やつは、うっ、とうめき声を上げた。
「そ、それは、先輩に遊んでもらったからっす。」
俺が、一方の手で根本をしごきながら、もう一方の手で先端をこねまわしているので、奴は、快感に腰も足もがくがくなって、立っていられなくなりそうだった。
「俺がしごいただけでこんなに卑わいな色にはならないだろ?」
俺の手が動くたびに、奴は、
「ああっ……。」
卑わいな声を上がる。
「正直に言えよ、会社でやったこともあるだろ?」
そして、
「う、うっす。」
俺の言葉に素直にうなずいた。
「俺が出張でいないときは、自分でしごいてるだろ?」
さらに、俺は追い打ちをかけるように、質問を続ける。
「そ、それは……。」
さすがに、奴は口ごもる。
「やってないのか?」
こんなに淫乱な奴が、俺のいない時に、自分で自分のものをしごかないはずがない。
「う、……やってるっす。」
奴は、快感のうめき声とともにそう白状した。
「こんなにスケベで淫乱じゃ、さっきの奴とは大違いだな。」
俺は、奴のものをしごきあげるピッチをあげながら、
「だいたい、さっきの奴は、ここもまだ、初々しいピンク色だったぞ。」
奴をなじり続けた。
「そのピンク色の部分に、俺の唾液をつけてこねまわしてやると、そのうちに我慢できなくなって、『す、すごい、こんなに気持ちいいの初めてです』なんて言いながら悶え始めたけどな。」
俺の手の動きだけでなく、俺の言葉にも、奴は反応し続けていた。
「スケベなおまえは、こんなに淫乱な色じゃないか。」
俺は、奴のきんきんのものを両手でこねまわしながら、勃起して刺激を求めている奴の乳首に口を近づけていった。そして、俺が、その卑わいに黒ずんだ奴の乳首をきつめにかみながら舌ではじくように刺激してやると、
「ああ、もう勘弁して欲しいっす。」
奴は、大きくのけぞりながらそう言った。けれども、奴のその言葉は、まるで、『もっとスケベにもてあそんで欲しいっす』といっているような響きを帯びていた。
「おまえは俺のおもちゃだろ?おもちゃが『勘弁してくれ』なんて言うか?」
まだまだ、夜はこれからだからな。