まだ、骨盤のあたりに快感が名残をとどめているような状態で、俺がシャワーを浴びて出てくると、奴は、素っ裸のまま、俺に背中を向けて、さっきの痴態の後始末をしていた。その背中は、心なしか、前よりも幅が広くなったような気がする。俺は、無造作に奴の背後から胸に手を回して、奴の胸筋をつかんでみた。
「あっ……。」
奴は、一瞬、身体を緊張させたが、床を拭いていたタオルを手に持ったまま俺の胸に身体を預けるようにして、すぐに俺のなすがままになった。
『確かに、前より逞しくなっているよな。』
俺は、ついでに、奴の乳首を指先でひねるようにして、奴の期待に応えてやることを忘れなかった。
「ううっ……。」
奴は、ほんのかすかに声を上げて、俺の指先からの刺激をむさぼっている。
「トレーニングの回数を増やしたのか?」
奴の両方の乳首をつまみ上げながら、耳元でそうささやいてやると、奴は、
「そ、そうっす。」
あえぎながらうなずいた。
「せ、先輩が……あっ、逞しい野郎のほうが好きだって言ったから……。」
それは、しばらく前に某ヤリ部屋でもてあそんだ野郎のことに違いない。
『俺、現役で柔道やってるっすよ。だから、きれいな筋肉じゃないっすけど、パワーはあるっす。』
その言葉どおりの野郎の身体を責めるのは、なかなか新鮮な経験だった。びんびんになったものは、堅くそそり立っていて、その部分をつかんだまま、あおむけになった奴の身体を持ち上げることさえできるのではないかと思うくらいだった。堅いだけじゃなくて、その野郎は、いくときにも派手に飛ばしていた。
『もう、練習ばっかで、溜まりきってたっす。すげー気持ちよかったっす。』
きっと、その野郎の話をしながら奴の身体をもてあそんで以来、奴は、トレーニングに励んでいたに違いない。
「そんなに逞しくなって、どうするつもりなんだ?」
俺は、乳首をもてあそびながら、奴の感じるうなじを舌でなぞっていた。
「あ、ああっ。……先輩に、逞しくなった俺の身体で遊んで欲しいっす。」
奴はのけぞりながら、殊勝そうに言う。
「本当か?どうせ、逞しい身体を見せびらかして、そこらへんの男の気を引こうと思ってるんだろう、この淫乱野郎。」
逞しくなっても、やっぱり奴の身体は、その柔道野郎とは違って、熟れた野郎の味がする。
「そ、そんなことないっす。」
おまえは、身体中のどこを責められても感じてしまうような淫乱野郎のくせに、若い雄のふりなんかできやしないだろう。
「こんな熟れきった身体じゃな。」
もっと青さの残る身体が、無理矢理筋肉をまとっているからいいんだぜ。
「いかにも、好きにもてあそんでくれ、っていうような身体じゃないか。」
俺がこうして乳首をつねってやるだけで、あえぎ声が我慢できないじゃないか。
「どうした、気持ちいいのか?」
耳たぶをかみながらささやいてやると、
「う、うっす……。」
奴は、素直にうなずいた。おまえの身体の中には、淫乱な熾火がいつもおこっているから、俺がちょっと嬲ってやっただけで、おまえの身体は淫乱な炎に焼き尽くされそうになる。
「トレーニングで鍛えてる奴は、いたぶられて悶えるための筋肉だからな。」
こうやって、責められながら卑わいに反応して、責め手を喜ばせるための身体だろう?
「おまえも、そいつらと同じだぜ。」
おまえからは、そういうフェロモンがぷんぷんしてるんだぜ。
「見るからに卑わいじゃないか。」
俺は、奴を後ろから抱えたまま、鏡の前に連れて行った。
「そうだろ?」
奴は、いやがるふりをしながらも、鏡に映る自分の猥せつな身体とそれに絡んでいる俺の腕をじっと見つめている。
「あ、うう……。」
乳首を押しつぶしている指先をぐりぐりと動かしてやると、奴はのけぞってさっきよりも卑わいな声を上げた。
「また勃ててるのか?」
俺は、一方の手を奴の下腹部に回して、いつのまにかびんびんになって反り返っているものを乱暴にしごき上げた。
「あ、そ、それは……。」
俺の下腹部のものも、いつのまにかびんびんになって、奴のケツに突き刺さろうとしている。
「もっとケツを突き出せ。」
それだけで、熟れきった奴のケツの穴は、俺のものをくわえ込んでしまいそうだ。
「ほら、淫乱なおまえのケツが、何をくわえ込んでいるのか言ってみろ。」
俺が腰に力を入れると、それは、奴の熱い肉筒の中にめり込み始めた。
「あ、ああっ……。」
奴は、いっそう俺のほうにケツを突き出すようにする。反り返った奴のものをゆっくりとしごいている俺の手は、あふれ出した粘液でずるずると滑り始めた。
「こんなにぬるぬるにして、どうしようもない淫乱だな、おまえは。」
そうなじりながら、俺は、さらに腰を進めていった。
「ああっ、せ、先輩のものが、俺の中に……。」
熟れきった奴のケツは、ずっぽりと俺のものをくわえ込んでしまった。
「どんなに見た目を鍛えたって、おまえは、淫乱なケツ野郎なんだぜ。」
俺は、ぐい、と腰をひねって、そのことを奴の身体に刻み込むようにした。
「ううっ、そ、そうっす。お、俺は、淫乱なケツ野郎っす……。」
鏡の中に映る奴の悶える顔を見るだけで、俺はいってしまいそうになる。
「こんな、熟しすぎたおまえの身体なんか、もてあそんでくれるのは俺くらいのもんだぜ。」
俺は、奴の耳と乳首を同時に責めながら、奴のケツを犯している自分のものをゆっくりを前後に動かし始めた。
「そ、そうっす、こんな俺の身体をもてあそんでくれるのは、先輩だけっす。」
鏡の中の奴は、大きくのけぞりながら、快感のよだれをたらしている。
「ああっ、だ、だから、先輩。……もっと俺の身体に教え込んで欲しいっす。俺がどんなに淫乱なケツ野郎か、たたき込んで欲しいっす……。」
いいだろう。俺は、奴の腰を両手で支えると、ばしばしと奴のケツの穴を責め始めた。
「そうだ、おまえは、淫乱なケツ野郎だ。」
奴の耳元でそうささやきながら、
「ああっ、せ、先輩……。」
奴が、目の前の鏡に、淫乱な樹液を大量に噴き上げるまで、その淫乱なケツの穴を責め続けた。
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木曜日, 12月 25, 2003