さて、小人達が帰ってみると、また、床にココナツ王子が股間を青臭い樹液でしたたかに汚して倒れています。
「いったいどうしたんだ……。」
小人達は、ココナツ王子が、また淫乱なおもちゃにさいなまれて気を失っているに違いないと思っていろいろ見ましたが、それらしいものはありません。例のディルドはココナツ王子の尻の穴の中に潜り込んでしまって、外から見ただけではわからなかったのでした。そして、ココナツ王子の敏感な部分を刺激し続けていたので、ココナツ王子は快感に悶絶したまま、目を覚ますことができなかったのです。
「ココナツ王子……。」
小人達は、ココナツ王子がオナニーのしすぎで死んでしまったと思って、泣きに泣きました。けれども、その亡骸を葬るのは忍びなくて、ガラスの棺桶を用意して、その中に裸のままで納めたのです。不思議なことに、ココナツ王子のものは、いきり勃ったまま、活き活きしています。
「ああ、死んでも淫乱なままなんだ……。」
小人達は、それが一層不憫でたまりませんでした。ガラスの棺桶を囲んで、小人達が泣いているところへ、ちょうど、隣の国の王様が通りかかりました。そして、
「これは、どうしたことじゃ?」
ガラスの棺桶にすがって泣いている小人達にそう問いかけましたので、
「これは、ココナツ王子という方で、とっても淫乱なもので男を誘惑し、とろけるような尻の穴で男を虜にしていたのに、突然死んでしまったのです。」
小人達の言う言葉を聞いて、王様は改めてガラスの棺桶の中のココナツ王子を見ましたが、ココナツ王子の顔は、淫らな喜びにゆがんでいるように見えます。もちろん、身体は活き活きしたままで、下腹部からは見るからに卑わいな形をしたものがいきり勃ったままなのです。
「ふむ、とろけるような尻の穴か……。」
実は、この王様は男色趣味でしたが、様々な男をもてあそんできたので、ありきたりのことでは満足できなくなってしまっていました。
「このように、抵抗できなくなったかわいい男の子をもてあそんでみるのも一興かもしれんな。」
王様は、ロープや手かせで抵抗できなくした男の子をもてあそんだことはありましたが、こんなふうに、本当に意識を失ってしまった男の子をもてあそんでみたことはありませんでした。
「ぜひ、この子をわしにゆずってくれないか?」
王様はぜひともココナツ王子を手に入れて、もてあそんでみたくなりました。
「いえ、そういうわけには……。」
小人達は、最初は難色を示しましたが、
「ならば、これでどうじゃ?」
王様が家来に命じて金貨を並べさせると、ころっと態度を変えて、
「では、どうぞお持ちください。生ゴミにも出せないし、粗大ゴミというわけにもいかなくて困っていたところです。」
王様の家来がそのガラスの棺桶を運んでいくのを見送りました。
さて、王様は、ココナツ王子を入れたガラスの棺桶をお城まで持ち帰ると、早速自分の部屋に運んで、まだ活き活きしているココナツ王子の亡骸をベッドに横たえました。
「ふむ、なかなかのものじゃ。」
そして、ココナツ王子の閉じられた唇に口づけをしたのです。
「おや?」
その唇は瑞々しくてまだ生きているかのようです。そのまま王様は、唇をココナツ王子の身体に滑らせて、若草の茂みからいきり勃っているものにたどり着きました。
「ううむ、なかなかのものじゃ。」
王様が、それを、ぬるっ、と口の中にくわえ込むと、
「ううっ……。」
ココナツ王子のまぶたが、ぴくっ、と反応したような気がします。
「ふうむ?」
王様はそのまま、『とろけるような尻の穴』に向けて唇を移動しました。そして、幾多の男の子達を驚喜させてきた舌先を、その尻の穴に侵入させました。すると、
「おや、これはなんだ?」
王様の舌先に、ココナツ王子の身体の中に潜り込んでいた例のディルドが触ったのです。
「何か入っているのか?」
王様は、唇を離すと、今度は指をぐっと突っ込んでみました。
「おや、これは?」
王様は、無理矢理、親指と人差し指を突っ込んで、ココナツ王子の尻がくわえ込んでいるディルドを抜き取ったのです。
「こんなものをくわえ込んでいるなんて……。」
それは、まるで、ココナツ王子の淫乱さを示すかのように、てらてらと卑わいに濡れていました。
「あ、ああっ……。」
すると、例のディルドの刺激で快感のあまり悶絶してしまっていたココナツ王子は、ディルドを引き抜かれる時の刺激でさらなる絶頂に押し上げられ、
「い、いくうっ……。」
どろどろの青臭い樹液を何度も噴き上げると、あまりの快感に、また気を失ってしまったのでした。
「おおっ、これは……。」
驚いた王様がココナツ王子を抱き寄せて、その唇にねっとりとkissをして、もちろん、舌をココナツ王子の口の中に割り込ませると、その感触でココナツ王子は、ぱっちりと目を覚ましたのです。
「こ、ここは……?」
ココナツ王子は、不思議そうに辺りを見回しましたが、王様の股間で準備が整っているものを見つけると、発情しきった目つきになって、
「す、すごい……。」
王様に促されるまでもなく、引き寄せられるようにそれを口に含んだのでした。
「う、ううっ……。」
王様は、ココナツ王子の見かけによらない舌先の動きに、思わず快感の声を上げてしまいました。
「ああ、こ、これを、ください、僕のここに……。」
そして、ココナツ王子は、仰向けになって自分から大股開きになると、さっきまで例のディルドにさいなまれていた尻の穴を、王様に向けて卑わいに蠢かせて見せたのです。
「おお、なんて淫乱な王子なんだ……。」
もちろん王様は、魔法のディルドに『この世の中で一番具合のいい尻の穴』と絶賛されたココナツ王子の尻の穴を、ココナツ王子の唾液でてらてらぬめっている自分のもので犯し始めたのです。
「す、すごい、こんなに具合がいい尻は初めてだ!」
そして、ずこずこ、ぐりぐり、と思う存分ココナツ王子の尻の穴の感触を楽しんで、ココナツ王子に快感の悶え声を上げさせてのでした。
こうして、淫乱なココナツ王子は、淫乱な王様の寵童として幸せに暮らすことになりました。王様は、意識を失った男の子をもてあそぶことができなくて、少し残念でしたが、その代わりに、ココナツ王子の世界一の尻の穴を手に入れることができたので満足していました。さて、親衛隊長は、またしても自分のたくらみが失敗してしまったのを知りましたが、隣の国の王様に囲われてしまったココナツ王子をどうすることもできません。魔法のディルドでなければ快感を得られない身体は欲求不満になり、悔しさのあまり命を縮めてしまったということです。