太郎が顔を上げると、天狗が、にやり、としながら、
「おまえ、なかなか上手いじゃないか、儂も久々に本気になってしまったぞ。」
そう言いました。すると、それを聞いた隣の天狗が、
「どれどれ、俺にも遊ばせてくれ。」
と言って、太郎を手招きしました。
「こら、まだじゃ。」
さっきまで太郎がくわえていたその天狗の怒張は、濃厚に噴出された天狗の精と太郎のつばにまみれて、てらてら光りながら、まだ、隆々と勃ち上がったままでした。
「なんだ、おまえはもう一発いったではないか。順番じゃ、順番。」
そうすると、太郎の身体は、勝手に動いて、その天狗の横にひざまずいてしまいました。
「よしよし、素直でよいぞ。そんなに欲しいのか?」
はっと気づくと、太郎の口は半開きになって、次の天狗の怒張が目の前に突きつけられるのを待っているかのようです。そして、本当に、太郎は、その天狗が袴の紐を解き、着物をはだけて、褌をのぞかせるのが待ちきれないような思いでした。
「で、でかい……。」
さっきの天狗の怒張も太くて長かったのですが、その天狗もそれに負けないくらいの大きさです。
「こいつなんかより、俺のほうがえらが張っているから具合がよいぞ。」
太郎にはその天狗の言っていることの意味がすぐには理解できませんでしたが、とにかく、その天狗の怒張が自分の口の中で、どんなふうに暴れ回るんだろう、と思っただけで、つばがこみ上げてくるのでした。
「さあ、おまえの欲しいものじゃ。好きにしゃぶってみろ。」
天狗に言われるまでもなく、太郎は、天狗の下腹部に顔を近づけて、そこから垂直に勃ち上がっているものを、ずるっ、と口に吸い込んだのでした。
「おおうっ……。」
さっきは、天狗のでかい怒張を口に受け入れるので精一杯だった太郎も、二回目なので、勝手がわかっています。それで、舌の上を滑らすようにして、のどの奥まで、がちがちになった天狗の怒張を受け入れました。そして、さっきの天狗が喜んでくれたところを重点的に舌の先で刺激しながら、吸い上げるようにしては戻す動作を繰り返したのです。
「こ、これは、なかなか……。」
太郎の口の中の怒張が、より堅さを増したように思われます。それを合図に、太郎は、裏筋を舌でなめたり、先端の割れ目を舌先で押し分けたり、身体全体を使って天狗のものを自分の口でしごき上げました。
「うう、こ、これは不覚……。」
天狗は、一度体勢を立て直して太郎に挑み直そうとしましたが、それを許さないように、太郎は天狗の引き締まった尻をがっしりつかむと、さらに口でしごく早さを上げました。
「お、おおうっ……。」
そして、そのまま、天狗は太郎の口の中にしたたかに精を放ったのです。そのほとばしりは、太郎ののどにまで届きましたが、今度は、太郎は上手く飲み込むことができました。
「ああ、美味い……。」
太郎は、そのほとばしりを一滴もこぼさないように、まだひくひくしている天狗の怒張を吸い上げたのでした。
「うう、こ、これほどとは……。」
あまりにもあっけなく精を放ってしまったその天狗はばつが悪そうにしています。
「どうじゃ、なかなかのものであろう?」
先に太郎の口に精を放った天狗のそう言われても、まだ快感の余韻が冷めないのか、少し目が、とろん、としたままです。
 すると、その天狗の身体を押しのけるようにして、次の天狗の顔をのぞき込みました。
「なんじゃ、なんじゃ、情けないのう、だいたい、おまえは鍛えようが足りんから、そういうことになるんじゃ。」
そう言われて、その天狗は、やっと我に返ったようで、
「いや、これは、なかなかのものじゃ。」
そう負け惜しみとも取れることを言いました。
「どのくらいのものが、儂が試してやろうぞ。」
そして、その天狗が太郎を手招きすると、また、太郎の身体は勝手にその天狗の横にふらふらと引き寄せられていったのです。
「……。」
太郎は、待ちきれないような想いで、その天狗が袴の紐を解き、着物をはだけて褌の脇から、赤黒くててらてら光った怒張をつかみ出すのを見つめていました。
「なんじゃ、物欲しそうな顔をして、そんなに早くくわえたいのか。」
天狗にそう揶揄されると、その言葉は、太郎の下腹部に、ずきん、と響きました。そのとたんに、太郎は、自分の下腹部も天狗のものに負けないくらい怒張して自分の褌を突き上げていることに気づいたのです。しかも、そのためにいつもよりきつく尻に食い込んだ褌の感触は、ますます太郎のなかの淫らなものを怒張させていくのです。
「あ……っ。」
そして、太郎の目の前に突き出されたものは、卑わいにえらが張って、しかも、すでにたっぷりと蜜を含んでいました。
「儂は、こいつらとは違うからな、たっぷりとおまえに味わわせてやろうぞ。」
太郎は、その天狗の言葉が終わらないうちに、汗の味のする蜜をしたたらせたその怒張を、ずるっ、とのどの奥までくわえ込んでいました。
「お、おおっ……。」
太郎の頭を思わず押さえながら、その天狗は、大きな声を上げてのけぞっています。
「どうじゃ、なかなかのものであろう?」
さっき太郎の口の中に、濃厚な精を噴き上げた二人の天狗がにやにや笑いながらその様子を見ています。
「お、おう……。」
太郎の微妙な舌の動きとのどのねっとりした感触に絡め取られて、その天狗は返事もままなりません。
「さっさと気持ちよくなって、もう一度こっちに回してくれないと、もうはち切れそうだ。」
しかも、その二人の下腹部はすでに隆々と怒張しきって、次のほとばしりのための準備が整っているのです。
「こらこら、こっちは、まだ一度も放っていないのだぞ、順番じゃ、順番。」
これまでの様子を見て、いよいよ期待の高まっている残りの天狗達は、すでに太郎の横に押し寄せてきています。けれども、太郎は、口の中を天狗の怒張で犯される快感にとりつかれたかのように、一心にそれをしゃぶり続けています。
「おおう、もうだめだ……。」
天狗は、なんとか持ちこたえようと、太郎の口から怒張を引き抜いたのですが、結局我慢できずに、赤黒く充血しきったものの先端の割れ目から、どろどろの精を、したたかに太郎の顔に噴き上げたのでした。
「ああっ……。」
顔を天狗の放った精で汚されながらも、太郎はうっとりした表情でした。