天狗の精で顔を汚したままの太郎を、その隣にいた天狗が、乱暴に引き寄せました。
「次は、儂じゃ。」
すでに天狗の袴の紐は解かれ、着物ははだけられて、褌の脇から、これまで太郎がくわえたどの天狗の怒張にも劣らないものが、隆々と突き出されています。
「す、すごい……。」
今後の天狗のものはどんな味がするのだろう、そう思っただけで、太郎の口の中はつばでいっぱいになってしまいました。
「どうじゃ、こいつを、おまえの好色な口にねじ込んでやる。」
天狗は言うが早いか、びんびんの怒張を太郎の口に押しつけてきました。太郎は、ためらうことなく口を開けて、その怒張をのどの奥まで受け入れました。
「お、おお……。確かに、これは……。」
自分の怒張からこみ上げてくる不意打ちの快感に天狗がのけぞるのがうれしくて、太郎は、苦しいのも我慢してもっとのどの奥までがちがちに堅くなった天狗のものを受け入れました。もちろん、裏筋に沿って舌を滑らすのも忘れませんでした。
「うう……。」
太郎の口を犯している天狗は、腰に両手をあてがって、下腹部にこみ上げてくるとろけそうな快感と戦っています。その様子を見て、
「こらこら、我慢せずに、さっさと気を遣ってしまえ。」
太郎の口を犯すことを心待ちにしている残りの天狗達は、
「そうだ、そうだ、儂なんぞ、もう待ちきれなくて、漏らしてしまいそうなんだぞ。」
それぞれにいずれ劣らぬ立派な怒張を下腹部に振りかざしてはやし立てました。
「確かに、これでは、埒があかん。」
さっきから天狗の狼藉を見ていた件の年寄りが、すっ、と場に進み出ると、
「残りの方達は、どうか円陣になってくだされ。」
そう言って、めいめい赤黒いものを隆々と怒張させている天狗達を円陣にしました。それからその中に太郎を入れると、手早く太郎の着物と、褌も取り去って、裸にしてしまいました。さっきまで褌で押さえつけられていた太郎の怒張は、ぶるん、と大きく弾んで、ついでに、透明な密を、つつーっ、と先端の割れ目から滴らせたのです。
「さあ、もう少しだからがんばってくれよ。」
太郎をひざまずかせて、さっき太郎の口を犯していた天狗の下腹部にけしかけました。太郎は、すぐにその怒張を、ずるっ、とまたのどの奥までくわえ込みました。
「儂がこの鈴を鳴らしたら、次の方にその若者の口をお譲りくだされ。」
と言って手にした鈴を天狗達に示しました。
「おお、それはよい。じいさん、さっさと鈴を鳴らせ。」
年寄りは、水時計をじっと見つめながら、不公平のないように、一定の時間がたつと、手にした鈴を、ちりりん、と鳴らして、交代の時を報せます。
「おおう、なかなかのもんじゃ。」
初めて太郎の口にくわえ込まれた天狗は、その心地よさに、一様に驚きの声を上げました。天狗に術をかけられているとは言え、ここまで天狗達の怒張に快感を呼び覚ますことのできるのは、きっと太郎の中にある何かが目覚めたのでしょう。その証拠に、触られることもないままに、太郎の男根は反り返り、腹につかんばかりで、盛んに透明な密を滴らせているのです。
そうして、太郎は、年寄りの鈴が鳴るたびに、隣でそそり立つ怒張をくわえ込んでいきました。太郎の口が離れるときに、
「おお、もう少しで往生するところだったのに……。」
と悔しがる天狗もいれば、
「おお、もう駄目だ、我慢できん。」
太郎の口から、ぶるん、と怒張を抜き出した刺激で、そのまま宙に白濁した精を噴き上げてしまう天狗もおりました。もちろん、太郎の口に夥しい精を噴き上げて、満足げにその円陣を離れる天狗もおりました。それでも、円陣には、まだたくさんの天狗が参加しています。
「こいつの尻は使えぬのか?使えれば、二人でできるから時間の節約になるぞ。」
やがて、しびれを切らした一人の天狗が進み出て、ひざまずいている太郎を四つんばいにさせると、何をされるのかも知らずにひっそりと息づいている尻の穴に指を添えました。そして、しばらくそのすぼまりをもみほぐすようにしてから、ゆっくりと指で太郎の尻の穴を侵し始めました。
「あうっ……。」
もちろん、その天狗もゆっくりと指を進めたのですが、なにしろ、まだ、出すだけで、自分の尻の穴に何かを入れることができるかもしれないなどと想像したこともなかった太郎ですから、その異物感と痛みに、思わず、くわえていたものを吐き出して、のけぞってしまいました。その反応を見て、天狗は、
「なんじゃ、まだまだ蕾のままじゃないか。」
あきらめたように太郎の尻の穴から指を引き抜きました。それを見て、年寄りは、
「こらこら、その若者は儂の大切な客人じゃから、手荒なまねはせんでくれ。」
たしなめるように言いましたが、それに合わせるように、一番最初に太郎の口を犯した天狗も、
「何をがつがつしておる。次の機会というものがあるだろう。」
とにやにやしながら、その気の早い天狗をなだめるように言いました。
『次の機会……?』
太郎はその天狗の言葉の怪しい響きの意味をなんとか考えようとしましたが、それよりも、自分の口を次々に犯してくる天狗の怒張をくわえ込んでなめるのに精一杯で、それ以上深くは考えることができませんでした。それに、天狗の怒張が太郎の口の中でいっそう堅くなって、ぶるぶる震えながら、
「うう、も、もう駄目だ。」
のけぞった天狗が精を放つのが嬉しくて、太郎は、より天狗の喜びそうなくわえ方をするのでした。
そうこうするうちに、あれほどたくさんいた天狗も、最後の一人になり、その天狗は、太郎を押し倒して仰向けにすると、首を持ち上げるようにしてその口に己の下腹部からそそり勃った怒張を、ぐいぐい、と腰を使って出し入れし、太郎の口を思う存分犯したのでした。そして、体を反らすようにして、さっきから透明な蜜でぬるぬるになってしまっている太郎の下腹部の怒張をつかむと、そのままにゅるにゅると巧妙な手つきでしごきだしたのでした。
「う、ううっ……。」
あまりの快感に太郎は、腰を卑わいにくねらせて、満座の天狗達に格好の酒の肴としての見物を提供しています。自分の下腹部からわき上がってくる快感が天狗にも伝わるように、太郎は、天狗の怒張を吸いながらなめ上げました。
「おう、儂も、もういくぞっ……!」
天狗の腰がひときわ前方に押し出されると、太郎の口をふさいだ天狗の怒張は太郎ののどの奥まで突き刺さり、そのまま熱い精が太郎ののどに迸り出ました。そして、その瞬間、太郎のものも、ぶびゅ、という感じで、濃く煮凝ったように白濁した精を、大量に放ったのでした。