布団に横たわった太郎の身体を、若者は、手と、そして、口とで、ゆっくりともみほぐし始めました。いつのまにか、褌もはずされて全裸になった太郎は、その若者によって、今まで味わったことの無いような快感の渦に中に放り込まれたのです。
「あ、ああ……。」
太郎の下腹部には怒張が反り返り、すでに、透明な蜜をあふれさせています。
「もう、我慢できない。」
太郎が、その怒張を自分でしごき上げようとすると、若者は、
「まだ、駄目です、ご主人様。私がもっと気持ちよくして差し上げますから……。」
そう言って太郎の手を払いのけると、その代わりに、自分の舌で、あふれ出している太郎の蜜を、べろん、となめ上げました。
「ううっ……。」
途端に、太郎の身体に快感の電流が走り、太郎の怒張からは、また新たな蜜があふれ出しました。
「こんなにたくさんあふれさせて、ご主人様も……。」
若者は、そう言うと、今度は、太郎の怒張を、ぬるっ、と口の中にくわえ込みました。
「あ、ああっ……。」
初めての衝撃的な快感が、太郎の怒張から腰へ、そして頭のてっぺんまで走り抜けました。
「す、すごい……。」
最初の衝撃的な快感が収まると、太郎の怒張全体から、じんじん、と熱くなるような不思議な快感がこみ上げてきます。
「気持ちいい……。」
思わず、太郎がそう口走ると、若者は、くわえ込んでいた太郎の怒張を口から離して、
「うれしいです、ご主人様。」
そう言って、今度は、太郎の乳首を、きゅっ、と吸い上げました。
「あうっ……。」
若者の手や口で触れられるたびに、これまでに知らなかった快感が、太郎の全身から湧き出してくるようです。
「もっと、気持ちよくなってください。」
若者はそう言うと、太郎の腰のところに跨って、太郎の下腹部の怒張を片手で持ち上げたまま、その怒張が自分の尻の穴に突き刺さるようにゆっくりと腰を降ろしていきました。
「おうっ……。」
怒張を練り込まれた尻の穴にくわえ込まれて、太郎は思わず大きい声を上げてしまいました。
「ああっ……。」
けれども、太郎の怒張を尻の穴にくわえ込んだ若者のほうも、それに劣らないくらい卑わいな官能の声を上げたのです。
「す、すごいです、ご主人様……。」
そして、若者は、太郎の怒張を根本まで自分の尻の穴にくわえ込み、大きくのけぞりました。若者の下腹部にも、太郎のものに劣らないぐらいの怒張が天を向いて屹立しています。
「すごい……。」
太郎の怒張は、熱いうねりの中に取り込まれていて、溶けてしまいそうな快感が下腹部から全身に広がっていきます。その快感の嵐になんとか耐えようと、太郎は尻の穴に力を入れて、自分の怒張を、ひくん、と動かしました。すると、
「ああ、駄目です、そんな……。」
その動きに若者は敏感に反応して、屹立した怒張のまだ瑞々しい桃色の頭の割れ目から、とろっ、と半濁の蜜をあふれさせました。
「うん？」
その反応に興味を持った太郎が、今度は、腰をちょっと持ち上げるようにして、若者の尻の穴を自分の怒張で突き上げると、
「だ、駄目です、ご主人様、そんなことをされると……。」
若者は、また、大きくのけ反り、さっきよりもたくさんの半濁の蜜が桃色の頭の割れ目からあふれ出したのです。そして、それに合わせるように若者の尻の穴が、ぎゅうっ、と締まり、太郎の怒張は、根本から先端までねっとりの握り締められました。
「う、ううっ……。」
太郎はその反応が楽しくて、今度は立て続けに何度か、若者の尻の穴を自分の怒張で突き上げました。
「あううっ、お許しください、ご主人様。」
若者は、口ではそう言いますが、下腹部の怒張は、ますます卑わいな香りのする白濁の蜜をあふれさせています。それに気がついた太郎が、
「本当は気持ちいいんだろう？」
そう言いながら大きく腰を突き上げるたびに、若者は尻の穴にくわえ込んだ太郎の怒張に奥まで突き上げられて
「あううっ……。」
のけぞりながら快感に翻弄されているのです。
「こうか、こうだろう……？」
調子に乗った太郎が、どんどん若者の尻の穴を自分の怒張で突き上げると、
「あ、あっ、ご主人様、もう駄目です、駄目……っ！」
若者は、とうとう、下腹部の怒張から、太郎の腹の上に、夥しい精を噴き上げてしまったのです。その瞬間、太郎の怒張も、これまでにないほどの締め付けで根本から先端まで引き絞られ、その刺激に太郎も、
「ああっ……！」
どくん、どくん、と若者の尻の中に精を放ったのでした。そして、そのまま、若者は太郎に覆い被さるように倒れ込んできて、
「こんなに気持ちよかったのはご主人様が初めてです……。」
そう太郎の耳元でささやきました。疲れ切っていた太郎は、若者のその声を聞きながら、眠りの闇に引き込まれていきました。
次の朝目が覚めると、太郎は、暖かい布団に裸のままで一人くるまれていました。
「あ、あれ、あいつはどこに行ったんだろう。」
しかも、若者の精が腹の上にまき散らされたままだったはずなのに、太郎の身体は湯浴みしたかのようにさっぱりしています。
「なんだか身体か軽いな。」
若者が全身をもみほぐしてくれたせいか、疲れも取れているような気がします。
「あんなに出したはずなのに……。」
そして、太郎の下腹部には、若者の尻の穴を突き上げて快感のうめき声を上げさせた男根が隆々と屹立しています。太郎が、尻の穴に、ぐっ、と力を入れると、その怒張は、ひくん、とけいれんしました。
「卑わいな顔でせつながっていたなあ……。」
若者が淫らに乱れていたのを思い出すと、怒張の先端の割れ目からは、透明な蜜が、ふっ、とあふれ出しました。さすがに、朝っぱらからそれ以上のことはできなかったので、太郎は押さえつけるようにして褌をつけ着物を着ました。
「それにしても、いいものをもらったなあ……。」
太郎が天狗からもらった布団をたたむと、いつのまにか小さい粗末な布団になってしまって、布団袋に入れて懐に押し込むことができました。