しばらくの間、小林君は快感の名残にぐったりして、69面相のことをすっかり忘れていました。そのうちに、やっと理性が戻ってくると、下腹部をべとべとにした恥ずかしいその姿を、69面相が何枚も写真に撮っているのに気づいて、大急ぎで手近にあったタオルで胸から下腹部までを拭き取りました。
「別に恥ずかしがらなくても、派手に飛ぶのは元気な証拠じゃないか。」
小林君は、真っ赤になって毛布を引き寄せて下半身を隠しました。
「それにしても、今日はずいぶんいい思いをしたようだね。我が輩がいると思って踏み込んだ部屋で、面白そうなことをしていたじゃないか。」
恐い顔をしてにらみつけている小林君に、69面相は、何気ないようにそう言いました。
「え?!」
どうして69面相が今日のことを知っているのでしょう。
「ど、どうして、それを……?」
「まあ、ああいう場面には、滅多にお目にかかれなだろうから、なかなかいい経験だったのではないかな?」
69面相は、何もかも知っているようです。
「どうかな、見ず知らずの人のケツの穴を嬲ってみた感想は……?」
そのことを思い出しながら、自分の下腹部のものをいじっていたずらをしていたぐらいですから、感想なんか今さら言うまでもありません。
じっとうつむいてしまった小林君を見て、69面相は、
「他人にやるよりは、自分がやられたかったかな?」
と追い討ちをかけてきました。そう言われても、図星の小林君には返事ができません。
「……。」
そして、返事のかわりに、お尻の穴がズキンとうずいてしまったのです。
「君は淫乱だから、どうやら最初から教育し直す必要があるみたいだな。いたずら大好き少年連盟に加入するためには、それなりのことができなくちゃ困るからね。とにかく、これぐらいのことはできなくては……。」
69面相は、そう言って手早く服を脱ぐと、逞しい裸になりました。
「あっ……。」
昼間は見損ねた、69面相の勃ち上がったものが、小林君の目の前に突きつけられたのです。小林君は、思わず生つばをごくりと飲み込みました。
その赤紫色に膨れあがったものを、69面相がゆっくりと前後にしごくと、先端の割れ目から透明な粘液が、ぷつっと湧き出してきました。
「さあ、まずは、こいつをなめて、よく味を憶えるんだよ。」
小林君の口は、もう半開きになっています。
「いいかい?」
熱い肉棒が、小林君の口の中にぐっと押し込まれました。小林君は、69面相に言われなくても、自分から夢中でなめたり、吸ったりしています。
「そうだ、もう少しのどの奥まで吸い込んでごらん。」
少し汗の味がして、それが一層小林君を淫乱にしているようでした。
「ううっ……。そうだ、そうだ、なかなか上手いぞ。」
さすがの69面相も、声がうわずっているようです。小林君はぐちゅぐちゅとひわいな音を立てながら大健闘しています。そして、いつの間にか小林君の淫乱息子も、すっかり元気を取り戻していました。
そして、カチンカチンの下腹部のものを小林君の口の中に突っ込んだまま、69面相は、体の方向を変えて、小林君のピンピンのものをいじり始めました。
「さっきあれだけ飛ばしたばかりなのに、もうこんなにピンピンになって……。本当に好きなんだなあ、君は。」
すっかり興奮してしまっている小林君は、そんなふうに恥ずかしいことを言われても、かえって快感がこみ上げてきてしまうのです。
「次は、やはり、これだな。」
そう言って、69面相は、小林君の元気よく勃ち上がった少年を、ぬるっと口の中に吸い込みました。
「ああっ……。」
他人の口でいたずらされるのが、こんなに気持ちのいいことだなんて、小林君は思ってもみませんでした。69面相は、舌をからませるようにして。裏側の敏感なところまで刺激してくるのです。
「ああ、駄目だよ、僕……。」
小林君は、口にくわえていた69面相のものを放すと、腰をくねらせて悶えています。
「おっと、まだいい気持ちになるには早すぎるよ。」
どうして69面相は、こんなにじらすのが上手いのでしょう。小林少年の下腹部では、真っ赤になっていきり勃っている少年自身が、69面相の唾液でてらてら光っていました。
小林君は我慢できなくなって、ぬるぬるのものを自分の手で握り締めようとしましたが、69面相に、その手を邪険にはねのけられてしまいました。
「そんなにがつがつしなくても、今、君の大好きなことをしてあげるよ。」
小林君の体は、60面相に軽々と持ち上げられ、あおむけにされました。
「あ、恥ずかしいよ。」
69面相に両足首をつかまれて、ぐいっと大股開きにされた小林君は、思わず甘えた声をあげました。ピンピンに反り返った少年自身も、やっと生えそろった下草も、いたずらされるのを待っているお尻の穴も、小林君の下半身は全部丸見えです。
「ビンなんかより、こっちのほうがずっと気持ちいいはずだよ。」
お尻の穴に熱いものを当てられただけで、小林君は駄目になってしまいそうでした。
「ああ……、あっ。」
淫乱なお尻の穴に、ぴったりと肉栓をされたときも、小林君は、そのじれったい感覚に、声を出さずにはいられませんでした。
小林君のお尻に突き刺したものを自由自在に抜き差ししながら、69面相は、そっと覆面を外しました。
「小林君が、まさか、こんなに淫乱だとは思わなかったなあ。」
その声に、小林君は目を開けて69面相の顔を見ました。
「あ、明痴先生!!」
小林君は、心臓が止まりそうになるくらいびっくりしました。でも、明痴先生は、休まずに小林君のお尻の穴の肉栓をぐいぐい動かしながら、小林君のピンピンのものをしごいてくるので、小林君の下半身は、前からも後ろからも耐えられないぐらいの快感が伝わってきます。
「全然気がつかなかったのかい?」
明痴先生も声がはずんでいます。
「まさか……。先生が69面相だなんて……。」
小林君は、悶える声の合間に、とぎれとぎれにやっとしゃべりました。
「なかなか、いいよ。うっ……。」
明痴先生は、ますますピストン運動を早くしていきます。
「君を一度犯したかったんだ。」
尊敬する明痴先生に悶えるところを全部見られていると思うと、小林君はもう我慢できませんでした。
「あ、あっ……!!」