『悪いやつだな、純情な学生にいたずらしたりして。お仕置きに、今日は、おまえがいたずらしてもらうんだぞ。誰に何をされても抵抗するな。それに、駅で着替えるんじゃなくて、部屋からノーパンでゴムをつけて行け。』
まさか、昨日の様子を見られていたんだろうか。俺は、まだ寝ぼけた頭で携帯メールの文面を読みながら、自分のものが元気になり始めるのを感じていた。せっかく、朝勃ちがおさまったというのに……。
『競パンもケツ割れもはかないと、この状態じゃ、スーツのズボンはモッコリどころか、テント状態になってしまう。』
俺は、ゴムをつけてスーツのズボンをはきながら、どうすればいいのか考えていたが、この状態のままで駅まで歩くことを想像すると、余計に元気になってしまう始末だった。
『俺って、露出趣味もあったんだろうか。』
メールでいろいろ指図されるようになってから、どんどん俺は淫乱になってしまった気がする。けれども、そんなことで感傷に浸っている時間はなかったので、俺は、ダミーのカバンを持つと、明らかにテントを張ってしまっているスーツのズボンをそれで隠しながら駅へ急いだ。
ホームで電車を待っていると、自分の隣に、昨日の高校生が並ぶようにして立っているのに気づいた。これまでは、電車の中で起こるかもしれないことに気をとられてしまって、ホームでまわりを見回す余裕などとてもなかったが、それだけ俺にも余裕ができてきたということなんだろうか。
『それって、俺がどんどんはまってる、っていうことなんだろうか。』
それどころか、俺の斜め後ろには、例の右曲がりのリーマンもいた。
「お下がりください。」
そのことの意味を考えるまもなく、俺は、そのままの状態で電車の人垣の中に押し込まれてしまった。俺は、いつのまにか、高校生とリーマンにはさまれるような形になっていた。カバンを持っている方の手には、そのリーマンの股間が押しつけられていて、そこは、右曲がりのものが堅く息づいていた。自由になる方の手には高校生の股間が押しつけられていて、ケツ割れ越しのびんびんになったそいつのものの感触が伝わってきていた。昨日とはうってかわって、高校生は積極的に俺の股間に手を伸ばしてきた。俺は、両手に押しつけられたものに両手を束縛されていて、自分の股間に伸びてきたその手を防ぎようがなかった。きっと、ズボンの上からでも今日の俺がパンツをはいてなくて、しかも、すでにびんびんにしていることがわかったらしく、高校生は、嬉しそうににやにやしていた。そして、その手と競うように、右曲がりのリーマンの手も俺の股間に伸びてきて、俺のズボンのジッパーをゆっくりと下ろし始めた。俺は、少し焦って腰をひねるようにして抵抗しようとしたが、そうすると、今度は、自分のびんびんのものを高校生の手に押しつける形になることに気づいて、それ以上俺は抵抗できなくなってしまった。リーマンは、さっさと俺のものを引きずり出して、びんびんになった俺のものはゴムをかぶっているとはいえ、電車の中という公共の空間で自由になって、ぶるん、と伸び上がった。かろうじて、両側の二人に隠されているのでまわりからはすぐには見えないかもしれないが、俺は、他のやつに見られるんじゃないかと思うと、本当は恥ずかしくて仕方がないはずなのに、ますますがちがちに興奮してしまう自分の下腹部のものが情けないような気持ちだった。
「いいものつけてるじゃないか。」
リーマンは俺のものがゴムをかぶっているのに気づいて、ニヤニヤしながら俺の耳元でささやいた。きっと、俺は、恥ずかしさだか興奮だかで、耳たぶまで紅潮させていたに違いない。そのうえ、どうやら、俺のものを握っているのはリーマンだけではなくて、根本の方は高校生にも握られているようだった。
「でも、こんなものは邪魔だよな。」
リーマンは、俺の耳元でそうつぶやくと、むきあげるようにしてそのゴムを外してしまった。完全に露出してしまった俺のものは、あふれ出した粘液ですでにぬるぬるになっている。リーマンは、その粘液を利用して、真っ赤に充血した先端部分をぐりぐりと責め始めた。ゴムを外されたことで、リーマンの手の責めは、強烈に俺の下腹部に響いてきた。さらに、根本の部分を、高校生の手が、ぎゅっ、と握り締めているので、余計俺のものは充血して敏感になっている。俺は、もう、立っているのが精一杯で、目を堅くつむってその強烈な刺激に耐えるしかなかった。俺が握っているリーマンの右曲がりも、高校生のケツ割れの中身も、俺と同じぐらいがちがちに充血しているようだった。
「昨日のお返しですよ。」
高校生は、俺の耳元でそうささやくと、一方の手で俺のに自分のぎんぎんのものを握らせながら、もう一方の手で、俺のものを、ぐいぐい、としごき始めた。そして、それにあわせたように、リーマンの手のひらは、俺の敏感な粘膜を、ずりずり、と刺激する。
「っ……。」
俺は、声が出ないように必死でこらえていたが、それをあざ笑うかのように、高校生は、
「こっちのほうがいいかな。」
リーマンの手と協力して、俺のびんびんのもののくびれた部分や、裏筋の部分を容赦なく責めてきた。
「あっ……。」
俺は、何とかその快感に耐えようとしたが、電車が到着するまで耐えきれるか自信がなかった。
『電車の中でいってしまうなんて……。』
さすがに、このまま噴き上げるのはまずい。高校生は、そんな俺を面白がるように、ますます俺のものを責めるのだった。
「まもなく……に到着です。」
なんとか快感の嵐を無事に乗り切った俺は、人垣と一緒にホームにはき出されながら、むき出しになっていたものを、かろうじてスーツのズボンに押し込むことができた。そんな俺の様子を、隣を歩いている高校生は笑って見ていたが、反対側を歩いているリーマンは、
「とんでもないいたずら坊主だな、こいつは。」
と、そのケツ割れ高校生にあごをしゃくってみせて、
「俺たちでお仕置きしてやろうぜ。」
俺にウィンクすると、並んで歩いている俺の身体を利用して、その高校生をトイレの方向に押しやっていった。
「あ、なにするんですか?」
高校生は、口ではそういいながらも、何気なく俺の手に当たるケツ割れの中のものは、ますます堅く充血しているようだった。