俺は、奴のぬるぬるの尻の穴から指を引き抜くと、つなぎのファスナーを全開にして、奴の上半身から袖を引き抜いた。そして、頭に両手を載せたままの奴の後ろに回ると、
「徹底的に確かめてやるからな……。」
俺は、そうささやきながら、奴の耳全体を口に入れ、くにゅ、っと軽くかんでやった。
「ああっ……。」
奴は、それだけで、首をのけぞらせて、全身性感帯の淫乱野郎だということを身体で白状していた。そんな奴の両手を背中に引きずり降ろすと、俺は、片手で奴の両手首を束ねて、つなぎの袖を使ってそれを縛り上げた。
「これで、もう、抵抗できないな。」
両足にはつなぎをはいたまま、後ろ手につなぎの袖で縛り上げられた奴の姿は、セクハラ上司としての俺を挑発するかのように卑わいな構図だった。俺の執拗な視線で体中をなめまわされて、奴は、
「うっす、先輩やりたいように俺の身体を確かめてください。」
そう言ってうつむきながら、ケツ割れの中身を一層突っ張らせたのだ。
「まずは、感度だよな、お客さまに接する時に、感度がよくないと駄目だろ?」
俺が、にやにやしながら、後ろ手につなぎで縛られた奴の前に立つと、奴は、
「う、うっす。」
と言いながら、期待で生つばを飲み込んだ。
「まずは……。」
俺が、奴の方に手を伸ばすと、奴は、俺の手の行方を視線で追いながら、期待感にケツ割れをはち切れんばかりに突っ張らせている。
「ここだろ?」
俺は、ちょっときつめに、奴の乳首を指でつまみ上げた。
「あうっ……。」
いきなりの強烈な刺激に、奴は、思わず声を上げて、顔をしかめて見せた。
「うん?あんまり感じてないんじゃないか?」
俺は、つまみ上げた乳首をさらに、指先でひねるようにした。
「つうっ……。」
快感よりも痛みに近い感覚が、奴の身体を貫いたに違いない。それなのに、奴のケツ割れの中身は、ひくん、とはねて、どうやら、我慢汁まで噴き上げたようで、ケツ割れの突っ張った先端が濡れ始めたように見えた。思っていた以上に、淫乱な奴だ。
「それとも、俺の扱いが悪いから、感じないのかな?」
奴は、すでに、俺の言葉に返事をするどころではなくなっているが、俺は意地悪く言葉で奴をいたぶりながら、今後は、指でつねった方の乳首を舌でべろべろなめあげるようにして、もう一方の乳首を指先で軽く弾くように刺激した。
「あ、ああっ……。」
後ろ手に拘束されている奴は、俺に乳首をもてあそばれながらどうすることもできず、激しく突き抜ける快感に脚をがくがくさせてかろうじてこらえていた。
「ほう、それなりには感じるじゃないか。」
しばらく奴の乳首をもてあそんでから、俺が奴の顔を見ると、奴は、快感にうるんだ瞳で俺を見返しながら、
「う、うっす。か、感じるっす……。」
もう、演技どころではないようだった。
 もちろん、まだまだ、そんなことで勘弁してやるつもりはなかったので、俺は、
「次は、どこかな。……ここが、ひくひくして、感じるかどうか確かめて欲しがってるみたいだな。」
そう言って、大きく突っ張った奴のケツ割れを、タマからサオにかけて、すっ、と撫で上げてやった。
「ううっ……。」
その刺激に、奴は、またその突っ張りを、ひくん、とさせて、
「お願いするっす。しごいて欲しいっす。」
懇願するような表情で俺を見た。
「うん?何をしごいて欲しいんだ?」
奴はすっかり発情しきった表情になっている。
「おれの、サオをしごいて欲しいっす。」
奴のストレートな言い方はかわいいが、まだまだ、気持ちよくなるには早すぎるぜ。
「サオ、ってこれのことか?」
俺は、もう一度、ケツ割れの布越しに、奴のサオを裏筋に沿って根本から先端の割れ目まで、指先でこすり上げた。
「くうっ、そ、そうっす……。」
俺は、その動作を繰り返して奴のサオを刺激しながら、
「こいつをどうして欲しいんだ?」
奴の眼をのぞき込んだ。
「直にしごいて欲しいっす。先輩の手で、ぐちゅぐちゅにこね回して欲しいっす。」
そう言いながら、奴の口はうっすらと開いて、俺の舌で犯されたがっているように見える。
「ふっ、そうしてやってもいいが、仕事に我慢はつきものだろ?」
奴は、俺の言葉の意味を理解すると、明らかに落胆した表情になった。
「もう、俺、我慢できないっすよ……。」
確かに感度は良好だが、業務遂行のために、奴が我慢できるかどうか、じゃなくて、俺が我慢させたいんだ、ということをおまえはもう少し理解する必要があるな。
 もちろん、俺は、奴の懇願は無視して、奴の身体の次の確認に移ることにした。
「じゃあ、今度は、ちゃんとおまえの尻の穴が何でも受け入れられるかどうか確認してやる。」
次にされるだろうことを想像して、奴は、また恥ずかしそうな表情になった。
「ほら、さっさと向こうを向いて、俺の方に尻を突き出すんだ。」
俺がそう命令すると、奴は、
「うっす。」
と言って、足下につなぎをだぶつかせたまま向こうを向くと、俺の方に、ケツ割れでむき出しになった尻を突き出した。
「もっと両足を広げろ。」
部屋の壁に上半身をもたれかかった状態で大きく両足を広げさせたので、奴のぶりぶりした尻も広がって、ほとんど尻の穴まで見えるようになった。
「貨物を扱う時は、ちゃんと入れられないと駄目だろ?」
俺が、そう言うと、奴は、きゅっ、尻の穴に力を入れて、
「お、俺の尻の穴に、先輩のでかいものを搭載してください。」
そう言った。それで、俺は、すでにローションでぬるぬるになっている奴の尻の穴の入り口に、人差し指をあてがって、
「まずは、おまえの尻の穴が、ちゃんと受け入れられるか、試してやるよ。」
奴に言った。
「ど、どうすればいいっすか?」
わかっているくせに、それとも、俺にはっきり言われたいのか、奴は、尻の穴を期待にひくひくさせながらももじもじしている。
「自分から、バックして、俺の指がちゃんと自分の尻の穴に入るようにやってみろ。」
奴は、少し前屈みになって、自分の尻を突き出すようにすると、ゆっくりと尻の穴に俺の指を受け入れていった。
「そうだ、できるじゃないか。」
もちろん、俺は、ごほうびに、人差し指を、くいっ、と曲げて、奴の尻の穴の中の粘膜壁を押してやった。
「あ、そ、そんな……。」
奴の身体がけいれんしたようにのけぞり、俺の人差し指をくわえ込んでいる尻の穴が、ぎゅっ、と俺の指を締め付ける。
「指一本くらいでそんなに淫乱になってどうするんだよ、もっと入れて欲しいんだろ、他のものも。」
俺がそう言うと、奴は、
「ううっ、せ、先輩のでかいものを、俺の尻の穴に搭載させてほしいっす……。」
そう言いながら、その卑わいにうごめく尻の穴で、俺の指がちぎれそうになるくらい、ぎゅうっ、と締め付けた。